こんな福祉番組が見たいねん!

昨日、今日と家の手伝いの為に帰宅しているWINDである。

暖房の効いている病室と違い、ここはかなり寒い。

さて、昨日放送していた、タイトルに書いている番組をみた。

視覚障害、身体障害、精神障害、発達障害の子どもを持つ親などと

番組スタッフが集まって、福祉番組について語る生番組であった。

この番組を通して、障害者への関わりを変えなくてはと感じることができた。

数年ほどまえ、障害者の「害」は悪いイメージなので、「害」を

ひらがなにして、「障がい者」という呼び方になった。

その事を知ったかぶりで語る人がいたが、

「そんな呼び方の問題でなく、もっと障害者の立場になって」

と考えていた・・・が、それ自体が正しい考え方ではないことを知った。

・障害者だから、頑張らなくてはいけないのか?

・テレビに出ているような、明るく、差さえあって、理解者がいるような人たちは

少ない。むしろ、障害を克服できずにもがき苦しんでいる人たちが多い。

・障害者だって同じ人間。明るく前向きにだけ生きていくことはできない。

・個人の魅力や努力にスポットを当てることで、社会の問題に気づきにくくなっている。

等、様々な意見が交わされていた。

メディアのありかたについても、かなり掘り下げた意見も交わされていた。

障害者にスポット当てた番組は、昔は、苦労して気の毒、可哀想といった

内容が多く、近年では、それを乗り越えている人たちにスポットが当てられ、

頑張っているんだなとか、周りにいい影響を与えているんだなと言った

内容が多いとの指摘もあった。

そうしなければ、視聴率もとれないだろうし、番組も成り立たないのでは?

などの意見もあった。

自分は小・中の数年間、養護学校(今の支援学校)に通学していたこと、

仕事柄、障害者と接する事が多いが、その他多数の人たちは、

障害者と接する機会など無いに等しい。

その分、マスメディアの報道に左右されてしまう。

ある車椅子の方が

「買い物に行っているだけで、大変ですね。すごいですね」

と言われたそうである。

「私は、電気の力を借りて動いていますし、当たり前の買い物をしているだけです。

自分の足で移動しているあなたの方が大変ですよ」

と話していた。

障害を持っているから、何かをしなければ、助けなければという気持ちは

悪意からでなく、善意からである。

が、特別な目で見てしまうことから、差別というか同じ人間として見ていない

ことへの始まりのような気がした。

病気などをして、健康のありがたみ・・・や折れた骨が治って、自由に動ける

ありがたさを実感する人は多いと思う。

立場になって考えても、その人の苦しみはその人にしか理解できないものである。

かといって、手を貸さなかったり、バリアフリーやユニバーサルデザインが悪いわけではない。

その障害を持つ人しかわからない健常者には決して超えられない壁は

確かに存在するのだが、歩みより共に同じ人間として歩むことは可能だと思う。

障害があるというだけで、安易に「障害者」という枠にいれるのではなく、

その人、個人をしっかりとみつめていかなければいけないと感じた。
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by whirl--wind | 2008-12-07 13:31 | 看護 | Comments(7)
Commented by Pheasant_truck at 2008-12-07 20:14
障害者の害の扱いについては諸説有りますが、その中で言われる元々の言葉は障碍者と言うところ、意味も活字も一般的である害を当てたのが始まりと言うのがほぼ正確のようです。
ですからわざわざ平仮名にするならば元の字にするのがいいと思いますが、そんな事にこだわって役所とかに文句を言う暇があるならばもっと待遇改善を言うのが筋だろうと思っております。
うちも妹が肢体不自由者だったので色々ありましたが、本質を見誤らせるような議論は排除すべきです。
まぁ色々難しいですからね、客観的には個性として見ています。
Commented by suyasuya at 2008-12-08 19:16 x
「害→がい」としていたことにも、気づきませんでした。

特別な眼でみているから、助けようとしている自分もいるような気がします。あらためて、考えたきがします。
以前にもコメントしたことがあるかもしれませんが、よく行っていた飲み屋さんで、毎日のようにきている電動車いすで、言葉も正直、私からしてみれば聞き取れない人がいます。

でもそこの主人は、ビールをポンと机におき、何の世話もやきません。普通なら、手取り足取りやってあげたりするけど。極力自分でやらせています。出入り口は、手動なので、手伝ってあげてますが、
会話も聞き取れなくても店主もお客さんも、フツーに会話にいれてあげてるし、フツーに一緒に呑んでます<手も握るくらいしか出来ないと思います>

でも、それが、ほんとのバリアフリーなのかなって思います。

酒の?たとえで申し訳ないですが<(_ _)>


Commented by beyou-box at 2008-12-08 19:33
中学生のとき、先生から「障害者」っていう 言い方は よくないから「障害を持っている人」と いう 言い方をしましょう。と 言われ、それ以来 「障害を持っている人」という言い方をずっとしています。なので、「障害者」っていう 言い方には ちょっと違和感を覚えています。中学のときには「障害を持っている子を育てる親」の立場からの話も何度かききました。そして 常に言われていたことが、「いつ 自分が どんな 障害を持つかも しれないんだよ」と。
私は 障害を持つ人と接する機会も少ないのですが、その中学の先生の影響で 建築の ほんとうのバリアフリーってなんだろう・・・と いうことを 常に考えたりもしています。
Commented by kikiandtombow at 2008-12-09 10:04 x
はじめまして。私のブログに遊びに来ていただいて、
ありがとうございました。
入院されてるんですね・・・。
私は、昔から大きな病気を持っていますので、
たまに入院したりしています・・・。
入院すると退屈ですが、人生を見つめなおしてしまいますよね。
テレビ番組は、きらっと生きる、でしたっけ?
新聞のテレビ欄か何かで少し記事を読みました。
私の母は、いわゆる障がい者なので、
すごく思うところがありました・・・。
Commented by まりちゃん at 2008-12-09 17:38 x
害→がいになったの知りませんでした・・・

っていうか、むちゃくちゃ久しぶりにパソコン開いたけど、まだ入院してるんや!大丈夫ですか~???
まあ、大丈夫じゃないから退院できないんだろうけど。なんや、いろいろ状況が変わったんだね。去年の私みたいに病院で年越しか!?
Commented by whirl--wind at 2008-12-12 16:44
Pheasant_truckさん>呼び方も大切だとは思いますが、本当に本質を見失うことなく、取り組んで欲しいと思いますね。個性と受けとるまで時間はかかると思いますが、そうありたいと思います。

suyasuyaさん>そうですね。そうだと思います。その人も呑みに行って気を遣われたくないでしょうし、同じように当たり前に呑むことができるっていうのが大切かなと思います。

beyou-boxさん>障害は何時持ってしまうか、誰も分かりません。 初めから持っている方はそれがその人にとって当たり前であるかもしれませんし、急に障害を持った方は、それを受け入れるのに時間がかかるかもしれません。  beyou-boxさんは良い先生に出会えましたね!

Commented by whirl--wind at 2008-12-12 16:45
kikiandtombowさん>初めまして。ブログは以前から拝見させてもらっていたのですが、書き込みは初めてでした。 仰るとおり、きらっと生きるです。 身近な人にそういう方がおられたら、他人事ではないと思いますし、感じるところも大きいと思います。
これからも、よろしくお願いします。

まりちゃんさん>かなり入院が長引きましたが、なんとか退院することができました。 嫁さんのこともあるので、1月も半ばには奈良に戻ろうかと思っています。 また、機会があればみんなで合いたいですね。