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皆様、こんばんは。WINDです。今宵は事故2日目からのその4をお送りしよう。
相手の子どもの具合が気になった私は相手の家に電話してみた。電話には相手の旦那がでた。そこで、大変腹立たしいことを言われた。一字一句覚えてはいないが、内容はこの様なものだった。
○人の命を預かる仕事をしておいて、責任がない
○子どもが車に乗るのを怖がっている
○嫁も腰が痛いと言って歩き方が変になっている
○こちら側の方が沢山人が乗っている。(嫁・子ども2人)
○子どもにこぶができた

と言うわけで、事故の割合を5対5にしないかと言ってきた。
ふざけた話である。
その話の中にこちらも悪かったという内容は一切なかった。
言い返せば、

○はっきり言って、時速20キロ。特に急いでもいない。
○それは事故とは関係ない。それを言えばあなたの奥さんも看護師でしょう
○子どもを車に乗せるならリスクも当然負わなければいけない
○これは、後日談になるが、私が警察に腰の事を言って、警察が相手に電話した日に診断書を書いて貰っている。もし、本当に痛くて仕方がないなら、もっと早くに通院しているはず。
○それも、関係ない。
○そんなに子どもが大切ならチャイルドシートやジュニアシートを装着すべき。

となる。
しかし、そこまで言ったら喧嘩にもなるだろうし、向こうと違い私は常識人である。
「一応、保険屋には伝えておきますが」と答え電話を切った。
この電話が相手との最後の会話になった。 その5に続く

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こんばんは、WINDであります。今夜はその3をお送りしよう。
ボルタレン座薬を挿肛してもらい少し痛みが和らいだところで、胸部のCTとレントゲン撮影を行うことになった。所が、動けない。ベットからの移動が凄く痛いのである。手足が折れているわけでもないのにたかが移動でこんなにも辛くなるとは・・・・良い勉強になった。
診断の結果は前にも書いた通りだったのだが、もう一本多く骨折していたことを知るのはそれから半月以上経過してからだった。
入院中は・・・そう、決して快適とは言えなかった。個室か大部屋か?と尋ねられたとき大部屋と答えてしまった事に私は日本海溝並に後悔した。(出来るだけ相手の負担を抑えたいからだ)
となりのおじいさんは、毎分ごとに放屁するし、線路の真横だったので窓を開けるとうるさいことこの上ない。窓を閉めると暑い。便所は臭い。あげるときりがないくらいだ。
まぁ、愚痴はこれくらいにして、話を戻そう。検査を終えベットで休んでいると看護師が「相手の方が待っているのですがどうしますか?辛いようでしたら休まれていていいですよ」と声を掛けてくれた。私は「いえ、会いますよ」と返事をした。 
数分後一人の女性が病室に入ってきた。眼鏡を掛けていないのではっきり顔は分からないが(裸眼0.1)30歳前後のように見えた。女性は「すみませんでした」と誤り「あそこは事故が多いので気を付けていたのですが、車に隠れて見えなかったんです」と話してくれた。私は事故に遭った直前に聞いた言葉を思い出した。女性の言っていることは多分正しいと思った。私自身も車を見つけたときには間に合わない状態であったからである。
そこへ突然女性の息子が病室に入ったかと思うとこちらを指差し「お前が悪いんじゃ」と叫んだ。
私はムッとする感情はなく逆にショックを受けた。事故というのは、殆どの場合どちらにも過失があるからだ。
女性は息子を注意し、主人は大阪で仕事をしているので、後で伺うこと、何か必要な物があれば言って下さいということ、自分自身も看護師で今はケアマネの仕事をしていること、子どもにこぶが出来たので、かかりつけの病院で検査をすることなどを話したあと、連絡先のメモを残し帰られた。 その4につづく

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とうとう、我が病棟にも黒いやつが来襲した。黒いやつといってもピンと来ない方も多いのではないか?白いやつと言えばRX-78ガンダム、赤いやつと言えばMS-06Sシャア専用ザグである。では、黒いやつは何かというとここをクリックしてくれたまえ決して黒い三連星ではない。
そう、やつが来たのだ。平べったくて、ぬるぬるしていて、黒くて、空を飛行する強者だ。あれが、空から来襲してきたら、どんな屈強な者も逃げ出すだろうと言うのが、私の持論だ。、もちろん私も例外ではない。やつが顔に止まれば、ジェットストリームアタックより強力な精神的ダメージを与えることも可能かと思われる。
しかし、私の持論は覆されたのである。やつが来襲してきたのは丁度お昼休憩だった。「きゃーゴキブリー」ホールからナースの悲鳴に似た叫び声が聞こえる。それでも私は傍観者を決め込んでいた。しかし!某ナースがその声を聞いたとたん「私の出番ね!」と食事中にもかかわらずすっくと立ち上がりホールに走っていった。数分後、「いやぁ やっぱり○○さんはたくましいわぁ」という褒め言葉が聞こえてきた。彼女はやつの撃破に成功したのだ。
手を洗い勝ち誇るように(見えたのは気のせいか?)再び食べ始める彼女を私は尊敬の眼差しで眺めていた。

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お待たせした。今夜はその2をご堪能頂こう。
左側を走行していた私は、突然目の前に右折してくる車を発見したのだ。「やばい!」と思いブレーキをかけるのだが、発見したのが車一台程度の距離だったため、ニュータイプと言われる私でも間に合うはずがなく(しかも、左右に逃げられない)殆どノーブレーキで右折車と衝突したのだった。衝突した瞬間の記憶はない。記憶があるのは四つんばいになっているところからだ。呼吸をすると右胸に痛みが走る。深く呼吸が出来ない分頻呼吸になる。ヘルメットの脱ぎ捨てたもののその場から一歩も動くことができなかった。これが痛恨の一撃と言われるものだろう。
「大丈夫ですか?」と尋ねる女性の声「またここで事故があったのか!ガードマンは何してるんな!」と言う男性の叫び声が聞こえた。
その時私は何を考えていたかというと「うわぁ、この怪我は一日じゃ治らへんぞ。明後日から仕事なのにどないしよう?首やろか?」と仕事の心配ばかりしていた。
そうこうしている間だに救急車が到着した。やけに早い到着である。後日確認したのだが、殆ど目の前が消防署だったのだ。運が良いのか悪いのかよく分からない。(いや、きっと悪いのだろう)
救急車に乗せられ近くの病院に搬送された。そこで、6・7番肋骨骨折と打撲の診断をされることになる。K-1で肋骨を骨折しながらも戦っていたファイターが居たが、あれは化け物である。普通は動けないだろう。多分痛覚が麻痺しているものと思われる。
今回一番泣けたのは怪我の痛みではない。トホホな思いをした精神的ダメージだ。
それは何かと言えば、幾つかある。まず、事故をするのも格好悪い。バイク歴13年(殆どペーパー)であるのにだ。そして、ボルタレン座薬を入れられるポーズもいまいちだ。いや、あのポーズは死ぬまで他人にはさらしたくないものだ。が、もっと情けないことは、職業を聞かれ「看護師です」と答えることだった。看護師になって僅か1ヶ月で看護される側になろうとは・・・・。正にトホホな人生である。
加えれば、体のあちらこちら悪いところがある私にとって、唯一自慢できたのが骨の強さだった。
今回の骨折と共に私の心の拠り所もパキンと心地よい音を立てて崩壊したわけだ。 やれやれである。  その3に続く。

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